これからWebデザイン関連の仕事に就きたいと思っている人や、1からホームページ制作ができるスキルを身に着けたいと思っている人におすすめの資格がWebクリエイター能力認定試験です。
しかし、「webクリエイター能力認定試験 意味ない」って聞いて資格取得するのに戸惑っていませんか?
「webクリエイター能力認定試験 意味ない」って言われる理由と本当に「意味がないのか」について解説しています。
また、webクリエイター能力認定試験 概要、合格率、難易度、過去問の紹介や、就職・転職する際に履歴書に書くべきかどうか徹底解説しています。
webクリエイター能力認定試験とは?
Webクリエイター能力認定試験とは、W3Cの国際基準に準拠したホームページ制作スキルを問う試験です。
現代で使われているインターネットブラウザには、Chrome、Internet Explorer、firefoxなど様々なものが存在しています。
しかし、HTMLが拡張されたことにより、ブラウザによって閲覧できないホームページが多く存在しているのも事実です。
そこでW3CはHTML 4.01 StrictやCSS2.1を国際基準とし、すべてのブラウザで問題なくホームページが閲覧できる状態を目指しています。
そしてこのW3Cの目標を実現できるだけのスキルを測定するのがWebクリエイター能力認定試験です。
また現代のホームページ制作においては派手なデザインよりも見やすいデザインが求められるようになっています。
そこでWebクリエイター能力認定試験では、使いやすさやアクセスのしやすさに配慮したホームページ制作のスキルも問われます。
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webクリエイター能力認定試験 意味ないって言われる理由
実際に私の友人が、「webクリエイター能力認定試験」を受験し、Web関係の職場に未経験で転職した時の話です。
履歴書の資格欄に「webクリエイター能力認定試験」って記入していたら、
- 面接官:「この資格って何で取ったの?」
- 友人:「業界未経験だったのでせめて資格だけでもって思いまして…」
- 面接官:「あー、そうなんだ!ところでポートフォリオとかないの?」
- 友人:「すいません、用意していません…」
という少し塩対応な面接だったそうです。
一応、友人は採用されたんですが、友人がいうには評価されたポイントは
- 人柄
- TOEIC
- 普通自動車運転免許
- webクリエイター能力認定試験
かもって言ってました。
TOEICは、企業によっては高評価のポイントになると思いますが、まさか普通自動車免許もそれなりに重要なんですね!
webクリエイター能力認定試験については、Web業界に挑戦する「やる気」としての評価程度だそうです。
未経験からWeb業界に転職目的で資格を取得するより、「作品」の方が重要です。
作品のクオリティーと作品数(ポートフォリオ)がWeb業界の面接時におおいに役立ちます。
しかし、webクリエイター能力認定試験も全く意味が無いというワケでもないので、持ってても損はないと言えます。
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Webクリエイター能力認定試験の難易度と合格率
Webクリエイター能力認定試験の2021年3月31日時点での累計受験者数は30,888名です。
Webクリエイター能力認定試験の開始が2005年なので、開始15年で3万名弱と考えるとやや少なめかもしれません。
また、Webクリエイター能力認定試験の2020年度のHTML5スタンダード・エキスパートの平均合格率は91.4%でした。
Webクリエイター能力認定試験の2020年度のXHTML1.0スタンダード・エキスパート累計受験者数:14,494名(2021年3月31日時点)で合格率は98.6%でした。
webクリエイター能力認定試験 おすすめ過去問【PR】
じつは、過去問はありません。
公式テキストに似ている問題が多いので、テキストを熟読するだけでも出題傾向が把握できて十分に対策ができます。
テキストだけでは心配という人は公式の問題集を何度かやればOKです。
公式テキスト・公認テキスト・問題集を紹介します。
関連記事:ITパスポート試験とは?ITパスポート取得の前に抑えておきたい5つの事!!
webクリエイター能力認定試験 概要
webクリエイター能力認定試験 概要を以下にまとめました。
ホームページ・受験申込・問合せ
株式会社サーティファイ認定試験事務局 0120-031-749
受験資格
制限なし
願書申込み受付期間
随時試験の場合は、実施する最寄の各試験会場にお問合せ下さい。
受験料(税込み)
- エキスパート・・・・7,500円
- スタンダード・・・・5,900円
身体上の障害等に係る特別措置について
特別措置を希望する場合は、「障がい等のある方への特別措置制度」を確認の上、受験日の2週間前まで(必着)に特別措置申請をしてください。
試験日程
随時試験・・・・随時
受験地
- 随時試験・・・・全国主要都市にて実施
- 随時試験実施会場の検索はこちらのページから
試験内容
試験は、HTML5対応版、XHTML1.0対応版のバージョンがあります。
エキスパート(HTML5対応版)
知識問題(多肢選択形式(4択):20問/20分)
- ① 制作環境
- ② Webサイトの構成と設計
- ③ HTML
- ④ CSS
- ⑤ ビジュアルデザインと配色
実技問題(テキストエディタ使用/110分、Webページ作成ソフト使用/90分)
- ① 制作環境
- ② Webサイトの構成と設計
- ③ HTML
- ④ CSS
スタンダード(HTML5対応版)
実技問題(テキストエディタ使用/70分、Webページ作成ソフト使用/60分)
- ① 制作環境
- ② Webサイトの構成と設計
- ③ HTML
- ④ CSS
エキスパート(XHTML1.0対応版)
知識(多肢選択形式:20問/20分)
- ① Webデザインの基礎知識
- ② Webページ制作の前提知識
- ③ Webページ制作の基本知識
- ④ Webサイトの運用・保守・管理
実技(テキストエディタ使用/120分、Webページ作成ソフト使用/90分)
- ① Webページ制作の基本知識
スタンダード(XHTML1.0対応版)
実技問題(テキストエディタ使用/90分、Webページ作成ソフト使用/60分)
- ① Webページ制作の基本知識
合格基準
エキスパート
知識、実技問題の合計得点中、65%以上の得点率で合格となります。
スタンダード
満点中、65%以上の得点率で合格となります。
関連記事:基本情報技術者試験(FE)っていつ?気になる合格率と取得メリットとは?
webクリエイター能力認定試験就職・転職時に履歴書に書ける?
資格を取得しても、実際に履歴書に書けるレベルのものなのか分からず、不安になることがありますよね。
しかし、安心してください。
Webクリエイター能力認定試験は、合格すると履歴書の資格欄に記載することができます。
履歴書にWebクリエイター能力認定試験への合格を記載することで、制作作業に対応できる技術を持っていることをアピールすることができます。
履歴書に記載する際の注意点は「正式名称で書くこと」です。
webクリエイター能力認定試験 意味ないって言われる理由とは?まとめ
webクリエイター能力認定試験資格取得に関してわかったことは、以下のなります。
- webクリエイター能力認定試験資格取得で就職・転職は有利には微妙に役立つ
- webクリエイター能力認定試験勉強より「作品」を作りまくるほうが良い。
- webクリエイター能力認定試験合格率は90%以上とカンタン!
- webクリエイター能力認定試験公式テキストで十分独学できる
- webクリエイター能力認定試験は履歴書に書ける資格
webクリエイター能力認定試験 資格取得は、「全く意味がない」って事でもないので、あなたに「意味がある!」って感じたらwebクリエイター能力認定試験受験してみてはいかがでしょうか。