学生時代や社会人になってから、様々な資格を取得してる方がたくさんいらっしゃるかと思います。
しかし、TOEICをはじめとし、資格全般に言えることですが、就職や転職の為に必死に勉強を重ね良いスコアを出したり合格したりしても、少なからず「資格は就職の役には立たない」、「意味がない」といった意見が聞こえてきます。
実際はどうなのでしょうか?
確かに企業によってはTOEICを気にしない企業も無きにしもあらずですが、大抵の企業ではTOEICの点数を見られます。
今回は「転職の際に有利なるTOEICスコア」について解説していきます。
また、どのような企業が特にTOEICを重視していたかといった事や、TOEICのスコアがどのように有利に働くか、なぜ、TOEICの点数を重要視させるかなどについても紹介していきます。
本記事でわかること
- TOEICスコアは就職・転職に有利?
- 転職で必要になる職種別TOEICスコアとは?
- TOEICのアピールの仕方とは?
- TOEICのスコアを上げるには?
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TOEICスコアは就職・転職に有利?
結論から言うと、TOEICのスコアが高いと就職・転職に有利になります!
なぜTOEICで就職・転職が有利になるのか、その理由について解説していきます。
TOEICとは?
日本では、リーディングとリスニングの能力を測る「TOEIC® Listening & Reading Test」が有名です。
TOEICの試験は、日本のみならず世界約160カ国で実施され、英語力を測る指標として広く採用されています。
TOEICの特徴は、合否ではなくスコア方式による評価方法です。
求められる「グローバル人材」とは?
まず「グローバル人材?」ってなりますね。
明確な定義がないので、ここでは、日本市場に限らず、世界で活躍のできる力を持ち合わせた人材の総称とします。
日本国内で活動していた企業も少子高齢化が相まって国内の市場も飽和しており、海外展開をやむなくされています。
そのため、日本経済を牽引していくには、言語の壁を越える共通言語としての英語力、文化の違いを超えたハイレベルのコミュニケーション能力などが求められています。
TOEICの主催者でもある国際ビジネスコミュニケーション協会が行った調査では、およそ50%を超える企業が「海外勤務できる人材の育成の推進」を重要と考えている結果になっています。
機会の獲得とリスクの回避の両方の面からも、企業は英語が出来る人を求めていることが分かります。
TOEICスコアは面接時に役立つ
上記で英語力の高い人を企業が求めているという事は説明しましたが、企業側が短時間の面接で英語力を測るのは困難です。
ましてや面接で英語力を測る場合、面接官も英語力が必要になり、人によっても基準がばらけてしまいます。
そんな中で一定の基準を設けたTOEICのスコアを表示する事により、客観的に応募者の英語力を測ることが出来るということになります。
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転職で必要になる職種別TOEICスコアとは?
では具体的に、どのような企業が特にTOEICを重要視し、採用時にTOEICスコアの基準を設けているのでしょうか?
商社、自動車、コンサルテーション、IT、インバウンド、製薬、旅行などさまざまな業界で英語力が必要になる職種があり、採用条件にTOEICスコアが求められています。
下記表はTOEICのスコアと英語力の関係、基準を設けてる企業例となります。
TOEICスコア | 英語力 | 基準を設けてる企業例 |
~300 | 中学1~2年生レベル | 履歴書に書かなくて良いレベル |
301~400 | 中学3年生レベル | |
401~500 | 高校1~2年生レベル | 中小企業 |
501~600 | 高校3年生レベル | |
601~700 | 大学生レベル |
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701~800 | 日常会や簡単なビジネス英会話が出来る |
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801~900 | ビジネスの場面で英語を不自由なく使いこなせる |
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901~990 | ネイティブで難解な単語を含むビジネス会話が出来る |
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表を見てわかるように、TOEICスコア400に満たないスコアでは、英語を使う仕事を見つけることはなかなか難しいかもしれません。
履歴書書くこともできないスコアです。
TOEICスコア400未満の英語力は英検に換算すると準2級~3級に該当します。
ごく限られたコミュニケーションを取ることができるレベルのため、仕事で使うレベルには達していません。
就職・転職にTOEICスコア600以上あれば、有利って事がわかります。
次はTOEICのアピールの仕方について解説します。
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TOEICのアピールの仕方とは?
履歴書への書き方
新卒においても転職においても履歴書やESは必ず書きますよね。
書く際は、決して虚偽や誇張する事はダメです。
場合によってはスコアシートを求められることもあり、嘘を付いていたことを理由に内定取り消しなども十分に起こりえます。
継続できる力をアピールする
TOEICに関してもそうですが、継続して続けられるかどうかを企業は重要視する傾向にあります。
特に日系企業の場合、未だに生涯雇用の考えが根強く残っており、その中で継続的に学習を続けられるか、仕事を辞めないか、そういったポイントも重要視しています。
そこでTOEICを継続的に学習し、コツコツと積み立てることが出来ると言ったアピールは企業にとっても高評価につながります。
TOEICのスコアを上げるには?
就職・転職する際に必要なTOEICスコアの目安がわかったところで、次はどのようにして点数アップを実現していくかですね。
TOEICに特化した勉強方法を実践する
TOEICの出題はビジネスシーンやオフィスシーンで使われる英語が非常に多く登場します。
よく比較対象に上がる英検とTOEICとでは、出題される単語も問題の傾向もかなり異なります。
TOEICでハイスコアを記録したいのであれば、TOEICに特化した勉強法を取り入れることが先決です。
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まとめ
今回は、就職・転職におけるTOEICの優位性について紹介させていただきました。
今後の日本は、さらに少子高齢化が進み、企業としても市場が広い海外に展開することを余儀なくされる状況が予想されます。
そんな中で重要になってくるのが英語力で、その能力を客観的に示せる指標としてTOEICはさらに重要視されていくこと間違いなしです。
まずはTOEICに挑戦し、そこから徐々に点数を上げ600点、700点と順当に点数をあげていきましょう。