昇降機等検査員とは?資格概要と気になる合格率・修了考査対策とは?

昇降機等検査員とは?資格概要と気になる合格率・修了考査対策とは?

「昇降機検査員資格って何?」「何のために必要?」
「講習受けるだけで、資格取得できるんじゃないの?」

って疑問に思ってる方向けの記事になります。

本記事でわかる事
  • 昇降機検査員とは?
  • 昇降機検査員資格概要
  • 昇降機検査員資格合格率
  • 昇降機検査員修了考査対策
  • 昇降機検査員の将来性

でわ、早速解説していきましょう。



昇降機検査員とは?


建築基準法第12条第3項及び同施行規則第4条の20の規定に基づき、定期的に、昇降機(エレベーター、エスカレーター等)
および遊戯施設(ジェットコースター、観覧車等)を定期的に検査する専門家です。

エレベーターやエスカレーターは安全性を追求し製造されていますが、時間が経てば劣化が進んでいきます。

長期的に安全に利用するためには、定期的なメンテナンスが必須です。昇降機等検査員とは、
このようなエレベーターなどの点検、調整、改修工事などの定期的なメンテナンスを行う専門家です。

国などが所有もしくは管理する建築物を除き、全ての建築物のエレベーター、エスカレーターをはじめ、
小荷物専用昇降機、遊戯施設などは、定期的に検査資格者が検査をして、特定行政庁に検査結果を報告することが
建築基準法で義務付けられています。

遊戯施設とあるように、検査対象は遊園地のジェットコースター、観覧車といったアトラクションの検査も含まれます。

本資格は昇降機等検査員講習を受講し、修了考査に合格することで取得可能です。

ただし、講習を受講するには昇降機または遊戯施設に関する実務経験が必要ですので、
ベテラン向けの資格といえます。

昇降機検査員資格概要

ホームページ・受講申込・問合せ

一般財団法人日本建築設備・昇降機センター
講習事業部 03-3591-2423

願書申込み受付期間

6月中旬~7月下旬頃まで

受講日程・受講地

東京、大阪
① 10月中旬頃
② 10月下旬頃
※2021年度はWeb講習、会場講習があり、講習後の修了考査は、会場のみとなっています。

受講料

  • 全課程の受講・・・・46,200円(テキスト代を含む)
  • 修了考査のみ(前年不合格者の一部)・・・・11,000円(テキスト代を含まず。テキスト代:8,800円)
  • 建築士で受講・・・・46,200円(テキスト代を含む)

受講資格

  • 学校教育法(昭和22年法律第26号)による大学(短期大学を除く。以下単に「大学」という。)において、
    正規の機械工学若しくは電気工学又はこれらに相当する課程を修めて卒業した後、昇降機又は遊戯施設に関して2年以上の実務の経験を有する者
  • 学校教育法による短期大学(以下単に「短期大学」という。)において、正規の機械工学若しくは電気工学又はこれらに相当する修業年限3年の課程(夜間において授業を行うものを除く。)を修めて卒業した後、
    昇降機又は遊戯施設に関して3年以上の実務の経験を有する者
  • 2.に該当する者を除き、短期大学又は学校教育法による高等専門学校(以下単に「高等専門学校」という。)において、正規の機械工学若しくは電気工学又はこれらに相当する課程を修めて卒業した後、昇降機又は遊戯施設に関して4年以上の実務の経験を有する者
  • 学校教育法による高等学校又は中等教育学校(以下単に「高等学校等」という。)において、正規の機械工学
    若しくは電気工学又はこれらに相当する課程を修めて卒業した後、昇降機又は遊戯施設に関して7年以上の実務の経験を有する者
  • 最終学校卒業後、昇降機又は遊戯施設に関して11年以上の実務の経験を有する者
  • 建築行政(昇降機又は遊戯施設に関するものに限る。)に関して2年以上の実務の経験を有する者
  • 昇降機又は遊戯施設に関する法令の施行(建築行政を除く。)に関して5年以上の実務の経験を有する者
  • 前各号と同等以上の知識及び経験を有する者

受講内容

(以下の講習を22.5時間/4日間に分けて行っています。)

① 昇降機・遊戯施設定期検査制度総論(1時間)
② 昇降機・遊戯施設に関する建築基準法令(昇降機関係)(3.5時間)
③ 建築学概論(2時間)
④ 昇降機・遊戯施設に関する機械工学(2時間)
⑤ 昇降機・遊戯施設に関する電気工学(2時間)
⑥ 昇降機概論(3時間)
⑦ 昇降機・遊戯施設の検査標準(2.5時間)
⑧ 遊戯施設概論(0.5時間)
⑨ 昇降機・遊戯施設に関する建築基準法令(1.5時間)
⑩ 昇降機・遊戯施設の検査標準(1.5時間)
⑪ 昇降機・遊戯施設に関する維持保全(1時間)
⑫ 修了考査(2時間)

免除(科目等)について

  1. 建築設備士、建築設備検査員、特定建築物調査員及び防火設備検査員の有資格者は、科目③(建築学概論)が免除されます。
  2. 昨年度不合格の方(修了考査のみ受講した方を除く)は、学科が免除され、修了考査のみとなります。

昇降機検査員資格合格率は?

以下の表を見てください。

実施年受講者数合格者数合格率
2020年1,099人787人71.6%
2019年1,246人901人72.3%
2018年1,200人855人71.3%
2017年1,255人970人77.3%
2016年1,262人917人72.7%

講習と修了考査を受けることで取得できるといわれていますが、近年修了考査で不合格になる人が以前よりも
増えているという情報が見られます。

修了考査の問題は、それほど難しくないようですが、30問のうち20問以上の正解が必要です。

昇降機検査員修了考査対策とは?

修了考査の問題は、それほど難しくないようですが、30問のうち20問以上の正解が必要のようですので、取りこぼしのないように、制限時間内にすべての問題に答えられるように時間の割り振りにも気をつけながら取り組む必要があります。

過去問題集はありませんが、ネット上で、「昇降機等検査員 修了考査 過去問」で検索すると、過去6年分の問題を掲載しているサイトがありますので、問題の傾向をつかんで、万全の対策を取ることをオススメします。

昇降機検査員の将来性

昇降機等検査員の有資格者を歓迎する企業の求人が多数見られます。

企業の規模にもよりますが、収入は一般の平均的な年収、またはそれ以上が見込めそうです。

未経験で入社しても、資格取得を支援している会社が多いので、資格取得後経験を積んでいけば
収入アップが期待できるのではないでしょうか。

エレベーターなどの昇降機は、ビルやマンション、工場などあらゆる場所で使用されており、
定期的に点検することが義務づけられている設備ですので、不況にも強く、
今後も年間を通して需要は安定していると思います。