日商簿記2級から、商業簿記だけでなく工業簿記も登場しますよね。
配点は、商業簿記60点、工業簿記40点です。
本記事はこんな方におススメです。
- 商業簿記と工業簿記ってどんな違いがある?
- どっちから勉強するべき?
- 配点比率の高い、3級で勉強した商業簿記?
- はじめて勉強する工業簿記からやっておいた方がいい?
- 工業簿記は満点が狙えるって聞いたけど本当?
- 3級は独学したけど、2級も独学で大丈夫?
こんなお悩みを解決します!
実は、商業簿記から勉強した方がいい人と工業簿記から勉強した方がいい人がいるんです。
まずは、商業簿記と工業簿記の違いから解説していきます!
そのまえにそもそも日商簿記とは?って思ってる方は以下に簡単解説があるのでどうぞ!
日商簿記とはどんな資格かを簡単に解説!何級から受ける?メリットはある?
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商業簿記と工業簿記ってどんな違いがある?
商業簿記 | 工業簿記 | |
対象業種 | 製造業以外 | 製造業 |
期間 | 1年 | 1ヵ月 |
勉強範囲 | 広くて浅い | 狭くて深い |
必要な能力 | 読解力 | 計算力 |
得意な人 | 国語が得意 | 計算が得意 |
ポイント | ルールの暗記 | 考え方の理解 |
商業簿記と工業簿記、それぞれの特徴を表にまとめてみました。
こう見るとかなり違いますよね。
どちらか得意な方だけやればいいのかな?と思うかもしれませんが、簿記の合格点は70点です。
どちらかを捨てて、片方だけ満点をとったとしても、合格ができないようになっているんです!
合格するためには、両方を勉強し、理解していくことが必要になってきます。
それぞれを詳しく解説します!
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商業簿記とは?
商業簿記とは、小売業をはじめとした製造業以外のほとんどの業種で使う簿記のことをいいます。
日商簿記3級で学んだのは商業簿記ですので、その延長と考えるといいと思います!
ですが、本支店会計やリースについての問題が2級から出てくるので、3級よりも複雑で実践的な内容が多くなります。
会計のルールを暗記することと、問題文がややこしいので、読解力が必要になってきます!
工業簿記とは?
工業簿記とは、製造業で使う簿記のことをいいます。
自社で製造した製品の原価を計算する原価計算が中心に出てきます。
原価って材料費のこと?簡単そうじゃない?と思うかもしれませんが、製造業の場合は材料費だけではないんです!
材料の仕入れ値、作業した人に払う給料、機械の減価償却、機械を動かすための電気代など1つの製品を作るためには多くの費用が必要です。
それに加えて、もし仕入れた材料がこわれていたら?作業を失敗してしまったら?を仮定して計算していかないといけません。
その計算のために、足し算、引き算、掛け算、割り算すべてを利用するので、計算力が必要になってきます!
関連記事:日商簿記2級の復習方法について徹底解説!新たに範囲になった部分には要注意!
商業簿記と工業簿記はどっちから勉強するべき?
簿記の基礎知識がある人は工業簿記から勉強しよう!
- 簿記3級を持っている
- 仕事で簿記を使用している
- 学校の授業で簿記の基礎は勉強している
こんな方は工業簿記から勉強しましょう!
工業簿記は2級から登場するため、範囲も狭く比較的簡単です。
たくさんの計算が出てきますが、考え方を理解できればだいたいの問題に対応できるようになります。
一方、商業簿記は範囲が広く覚えることも多いです。
完璧にマスターするのは、工業簿記よりも難しいとも言えます。
また、暗記することも多いため、先に商業簿記を勉強すると、工業簿記をしている間に暗記したことを忘れてしまうといった恐れもあります!
簿記の基礎知識がある人は、工業簿記から勉強を始めましょう!
関連記事:簿記二級の偏差値 合格率を気にする10人中8人がやってる事とは?
簿記の知識がまったくない人は商業簿記の基礎から勉強しよう!
- 簿記3級を持っていない
- 簿記2級から簿記の勉強を始める
- 簿記の基礎知識がまったくない
こんな人は商業簿記の基礎から勉強しましょう!
簿記2級の商業簿記は、3級の延長ですので、3級の知識がないと解くことができません。
工業簿記も、簿記3級程度の商業簿記の基礎知識があることを前提とされています。
仕分けってなに?レベルでは、2級の商業簿記も工業簿記も解くことはできないんですね。
おススメは、まず商業簿記の基礎を一通り学んでから、工業簿記を勉強し、最後に2級の商業簿記にうつることです!
簿記の基礎知識のない人は、まず商業簿記の基礎から勉強を始めましょう!
関連記事:日商簿記2級高校生でも独学合格可能!合格すべきポイントと勉強法を徹底解説!
工業簿記は満点が狙いやすいって本当?
工業簿記は、範囲が狭いため、満点が狙いやすいです!
計算問題が多いですが、比較的シンプルな問題が多いです!
考え方を理解し、過去問を何度も解くことで、問題のパターンになれることが重要になってきます!
工業簿記で満点とって、40点確保できると思えばかなり大きいですよね。
逆に、商業簿記は暗記問題が多く、最後の方がかなり難しいです。
満点を狙わずに合格点を狙うようにしましょう!
工業簿記は、範囲が狭く、問題もシンプルなので、満点を狙うことができます!
関連記事:日商簿記2級で本支店会計の問題は出ない?本支店会計の解き方を徹底解説!
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日商簿記2級の独学は可能?【PR】
日商簿記2級は独学で合格することも可能ですが、スクールを活用した方がいいと思います。
商業簿記は3級よりも範囲がかなり広く、複雑ですし、工業簿記も考え方を理解するまでに時間がかかるためです。
2級の場合、独学で理解が不十分のまま進めてしまうと、後々つまづいてしまうことが多いんです。
スクールに通う時間もお金もない方は、スタンディングの簿記講座がおススメです。
- スキマ時間を活用できる
- 費用が抑えられる
- 効率よく勉強がすすめられる
- 初心者でも理解しやすい
スマホで学ぶことができるので、仕事をしている方でも通勤時間やお昼休みに効率よく学ぶことができます。
基礎知識がなくても無理なく学べるようなビデオ・音声講座があり、学んだことが理解できたかどうか練習問題で1つ1つ確認できるので、理解不足になることを防げます。
また、費用も19,800円と資格スクールに通学するよりもかなりの低価格で受講することができます!
関連記事:スタディングの評判は悪い?どんな人に向いているかを徹底解説!
まとめ
商業簿記は3級で学んだことの延長線上ですが、範囲が広く、読解力が必要です。
工業簿記は2級から初めて出てくるため、範囲は狭く、計算力が必要で、考え方を理解すれば満点を狙うことも可能です!
簿記の基礎知識があれば、満点を狙いやすい工業簿記から、まったく知識がないのであれば、商業簿記の基礎から始めましょう!
国語が好きか、計算が好きかで、どちらを難しいと思うか、どちらでつまづくかは人によって違うと思います。
合格するためにはどちらかを捨てると言うことができないので、「確実に合格したい」もしくは、「行き詰ってしまいそうな人」はスクールに通ってしっかりと理解しながら勉強をすすめていきましょう!
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