建築物鉄骨組立作業主任者とは、「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者」の略称で、鉄骨の組み立てなどに関する知識・能力を有するかどうかを試すための資格試験で、国家資格とされています。
建設業界で働く人には、欠かせない資格の1つです。
本記事は、「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者」の資格概要と合格率について解説していきます。
結論を先に言いますと、建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者試験合格率は限りなく100%に近いです。
ただ、受講した方全員合格するわけではないので、試験不合格にならないためにも参考にしてみてください。
本記事でわかること
- 建築物鉄骨組立作業主任者とは?
- 建築物鉄骨組立作業主任者資格概要
- 建築物鉄骨組立作業主任者合格率
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建築物鉄骨組立作業主任者とは?
建築物鉄骨組立作業主任者とは、建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者の略称で、建設工事現場で建物の根幹となる鉄骨の組み立てや解体などの作業が行われる際に、作業方法や安全確保などについて監督・指導する責任者です。
建築物鉄骨組立作業では、安全に作業を進めるために、豊富な経験と十分な技能を身につけた人の指揮が必須です。
そのため、建築物の骨組み、鉄塔など、高さ5メートル以上の金属製の部材を使用する建築物の組み立てや解体などを行う際には、作業の主任責任者を配置することが法令で義務付けられています。
鉄骨の建物や橋梁の建設現場では必須の資格です。
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建築物鉄骨組立作業主任者資格概要
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受講地
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受講料
実施先、免除の種類により料金が異なります。
例:12,880 円(税込) (受講料:11,000 円・テキスト代:1,880 円)
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受講資格
- 建築物の骨組み又は塔であって、金属製の部材により構成されるものの組立て、解体又は変更の作業に関する作業に3年以上従事した経験を有する者。
- 学校教育法による大学、5年制の高等専門学校、高等学校又は中等教育学校において土木又は建築に関する学科を専攻して卒業した者で、その後2年以上建築物等の鉄骨の組立て等の作業に従事した経験を有する者。
- 次の各号に掲げる者で当該訓練を修了した後2年以上建築物等の鉄骨の組立て等作業に従事した経験を有する者。
- 能力開発法に基づく普通職業訓練の、建築施工系とび科の訓練修了者。
- 能力開発法に基づく高度職業訓練のうち、居住システム系建築科又は居住システム系住環境科の訓練を修了した者。
- 旧能力開発法に基づく養成訓練のうち、とび科の訓練を修了した者。
- 旧能力開発法に基づく養成訓練のうち、建築科の訓練(「旧訓練法」の養成訓練として行われたものを含む。)を修了した者。
- 能力開発法に基づく普通職業訓練のうち、とび科の訓練(旧能開法の準則訓練である能力再開発訓練として行われたもの、訓練法の準則訓練である能力再開発訓練として行われたもの及び旧訓練法の能力再開発訓練として行われたものを含む。)を修了した者。
- 能力開発法に基づく指導員訓練のうち、建築システム工学科、建築工学科の訓練を修了した者。
- 職業訓練法に基づく専修訓練課程の普通職業訓練(平成5年改正省令による改正前の同項に規定する専修訓練課程の養成訓練を含む。)のうち、とび科の訓練の例により行われる訓練を修了した者又は旧訓練法に基づく養成訓練のうち、とび科の訓練を修了した者。
受講内容
2日間/12時間
- ① 作業の方法に関する知識(5時間)
- ② 工事用設備、機械、器具等に関する知識(1時間30分)
- ③ 作業環境等に関する知識(1時間30分)
- ④ 作業者に対する教育等に関する知識(1時間30分)
- ⑤ 関係法令(1時間30分)
- ⑥ 修了考査(1時間)
免除(科目等)について
- 受講資格の3.の各号に掲げる者は、①作業の方法に関する知識、②工事用設備、機械、器具等に関する知識、③作業環境等に関する知識が免除。
- 能力開発法に基づくとびに係る1級又は2級の技能検定に合格した者は、①作業の方法に関する知識、②工事用設備、機械、器具等に関する知識、③作業環境等に関する知識が免除。
- 能力開発法に基づくとび科の職種に係る職業指導員免許を受けた者は、①作業の方法に関する知識、②工事用設備、機械、器具等に関する知識、③作業環境等に関する知識、④作業者に対する教育等に関する知識が免除。
- 鋼橋架設等作業主任者技能講習を修了した者は、③作業環境等に関する知識、④作業者に対する教育等に関する知識が免除。
- コンクリート橋架設等作業主任者技能講習を修了した者は、③作業環境等に関する知識、④作業者に対する教育等に関する知識が免除。
つづいて、修了考査の合格率について解説していきます。
建築物鉄骨組立作業主任者合格率
冒頭でも述べましたが、合格率は限りなく100%に近いです。
まずは、なぜ合格率が100%に近いのか理由を解説します。
合格率100%に近い理由。
- 講習を聞いていればまず間違いない
- 講習中や講習の最後に重要ポイントを繰り返し教えてくれる
正直、講習中に何度も教えてくれる重要ポイントさえ聞き逃さなければ間違いないです。
逆に、どんなことになったら試験に不合格になるのか解説していきます。
不合格になる理由
- 講義を全然聞いていなくて出題のポイントがわからなかった
- 勉強してこなかった
- 遅刻した
上記の事をしてしまうと、不合格に確実になります。
しかし、不合格になる理由さえしなければ、講師の先生方は、基本的には「合格」させてくれます。
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まとめ
本記事のまとめ
- 建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者は、建物の金属製の骨組や鉄塔(5m以上)の組み立てや解体などの作業の際に配置することが義務づけられている
- 受講のためには3年以上(学歴によっては2年以上)の実務経験が必要
- 受講地域で受講費用が変わる。
- 講習は、キチンと受講していれば間違いなく合格できる
講習を真面目に受けてさえいれば、講師の先生方は、合格させてくれる感じです。
建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者資格に興味がある方、仕事上必要な方で受講を検討されてる方は、
不合格になる理由をよく読んで不合格にならないようにしましょう。
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