土木・建設業界で必要不可欠な「足場」
足場はさまざまな種類があり、現場の状況に応じて最適な足場を組み立てなければなりません。
そして足場の組み立て作業をするためには、足場の組立て等特別教育を受講し、また足場の種類によっては足場の組立て等作業主任者を選任する必要があります。
本記事では、足場特別教育と足場の組立て等作業主任者の違い、足場特別教育の資格概要、足場の組立て等作業主任者の資格概要について解説していきます。
本記事でわかること
- 足場特別教育と足場の組立て等作業主任者の違い
- 足場特別教育の資格概要
- 足場の組立て等作業主任者の資格概要
上記の内容について解説していきます。
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足場特別教育と足場の組立て等作業主任者の違いとは?
足場組立とは、建築・解体工事、屋外広告の設置、イベントの会場の設営といった高所作業において、作業員が安全に作業するために仮設の足場を設置することです。
その足場を組立てる際に「作業に直接従事する方」と「作業主任者として作業者の指揮を行う方」に分かれて作業することになります。
作業に直接従事する方:足場特別教育
作業主任者として作業者の指揮を行う方:足場の組立て等作業主任者技能講習
足場の組立て、解体または変更の作業に関する業務に従事する方は、平成27年7月1日の労働安全衛生規則の改正により、特別教育を必ず受けなければいけません。
また、足場の組立て等作業主任者は、特別教育と違って足場の構造や組立て方法などの知識を一定以上有していなければいけません。
足場の組立て等作業主任者技能講習後に修了試験があるのはこのためです。
次に、足場特別教育、足場の組立て等作業主任者の資格概要について解説していきます。
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足場特別教育
ホームページ・受講申込・問合せ
建設業労働災害防止協会
03-3456-0618
願書申込み受付期間
お住まい近くの実施先までお問い合わせ下さい。
受講日程
お住まい近くの実施先までお問い合わせ下さい。
受講地
お住まい近くの実施先
受講料
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受講資格
満18歳以上
受講内容
- 足場及び作業の方法に関する知識:3時間
- 工事用設備、機械、器具、作業環境等に関する知識:30分
- 労働災害の防止に関する知識:1時間30分
- 関係法令:1時間
上記が足場特別教育の実施内容です。
受講自体は6時間の学科のみです。自分の住んでいる地域から1番近い会場の講習を受講してください。
次に、足場の組立て等作業主任者の資格概要について解説していきます。
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足場の組立て等作業主任者の資格概要
ホームページ・受講申込・問合せ
建設業労働災害防止協会
03-3456-0618
願書申込み受付期間
お住まい近くの実施先までお問い合わせ下さい。
受講日程
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受講地
お住まい近くの実施先
受講料
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受講資格
- 足場の組立て、解体又は変更の作業に、18歳より3年以上従事した経験を有する者。
- 大学、高等専門学校または高等学校において、土木、建築又は造船に関する学科を卒業し、その後、2年以上足場の組立て、解体または変更の作業に従事した経験を有する者。
- 職業能力開発促進法に基づく一定の訓練を修了し、その後2年以上足場の組立て、解体または変更の作業に従事した経験を有する者。
受講内容
2日間/14時間
- 作業の方法に関する知識:7時間
- 工事用設備・機械・器具・作業環境に関する知識:3時間
- 作業者に対する教育等に関する知識:1時間30分
- 関係法令:1時間30分
- 修了試験:1時間
免除(科目等)について
- 技能講習規程第1条の各号に掲げる者は、作業の方法に関する知識、工事用設備・機械・器具・作業環境に関する知識が免除。
- とびに係る1級又は2級の技能検定に合格した者は、作業の方法に関する知識、工事用設備・機械・器具・作業環境に関する知識が免除。
- とび科の職種に係る職業訓練指導員免許を受けた者は、作業の方法に関する知識、工事用設備・機械・器具・作業環境に関する知識、作業者に対する教育等に関する知識が免除。
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まとめ
本記事まとめ
- 足場組立作業従事者は、足場特別教育を受けなければならない。
- 足場の組立て等作業主任者資格は、技能講習で取得可能
- 足場の組立て等作業主任者は、足場の組立て・解体作業、
安全面などの監督・指導にあたる責任者
平成27年7月1日より施行された労働安全衛生規則により、足場の組立て等は危険を伴う作業として、足場の組立て等特別教育を受講していない場合は、作業に従事できません。
仮に受講をせず足場の組み立てや解体を行った場合は違法行為となり、平成29年6月30日以降からは取締りの対象となっています。
作業従事者の個人の安全を守るために足場の組立て等特別教育を必ず受講してください!
また、作業主任者として作業者を指揮するのであれば、受講資格を満了した後、足場の組立て等作業主任者の技能講習を受講してみてはいかがでしょうか。