本記事でわかる事
- 介護福祉士試験の難易度・合格率
- 介護福祉士の給料・年収
- 介護福祉士のメリット
介護福祉士の資格、国家資格だから取得したい、けど、介護福祉士の試験って難しいかも?毎年の合格率ってどうなの?って思いますよね。
また、介護士から、ワンランク上の介護福祉士目指してるけど、給料って増えるの?メリットってあるのかな?って気になってる方いませんか?
本記事は、介護福祉士試験の難易度・合格率、介護福祉士の給料・年収介護福祉士のメリットについて解説していきます。
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介護福祉士試験の難易度・合格率は?
介護福祉士国家試験は、例年1月下旬に筆記試験・3月上旬に実技試験が実施されます。
【2021年(令和2年度)第33回】の介護福祉士国家試験は、筆記試験が2021年1月31日(日)に、実技試験が2021年3月7日(日)に実施され、3月26日(金)に合格発表されました。
ここでは、介護福祉士国家試験【第33回】の合格率と難易度を中心に、過去に実施された試験の合格率と難易度についても紹介していきます。
合格基準は「総得点の60%程度」です。
総得点は125点なので、75点程度が合格基準となります。
そこから毎年難易度によって補正が入り、近年の合格基準点は75点前後を推移しています。
第33回介護福祉士国家試験(2021年1月)では合格率71.0%
第31回(平成30年度)に73%台と高い合格率を示していましたが、第32回(令和元年度)には70%を切りました。
第33回(令和2年度)は71%まで回復し、受験者数は昨年より400人、合格者数は1,000人ほど増加しています。
実務経験ルートの「実務者研修」の必須化により受験者数が半減した一方、合格率は70%程度まで上昇し、その後推移しているため、介護福祉士国家試験は合格率が高いと感じる方も多いのではないでしょうか。
実際、難関国家資格と呼ばれるものには合格率が10%以下の試験もあります。
合格率だけで難易度を測ることはできませんが、介護福祉士は国家資格の中では取得しやすい資格と思えます。
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介護福祉士の給料・年収は?
一般的に介護職は低賃金といわれていますよね。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査 (平成30年)」によると、福祉施設介護員の給料は以下の通りです。
福祉施設介護員の給与額 | |
---|---|
所定内給与 | 226,000円 |
賞与 | 51万9千円(※) |
年齢 | 41.9歳 |
勤続年数 | 7.0年 |
労働時間 | 165時間 |
労働者 | 77,632人 |
※一時金は、4~9月支給金額の1/6で算出されています。
では、介護福祉士の給料はどうなってるのでしょうか?
厚生労働省が発表した「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、介護福祉士の平均給料(月収)は常勤31.4万円/非常勤23.4万円。平均年収にして約280〜370万円です。
前年度の平均給料(月収)常勤30.5万円/非常勤21.7万円と比べて、常勤・非常勤ともに上昇していることがわかります。
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介護福祉士のメリットとは?
介護福祉士の資格を取得しようって方は、今現在、介護関係の仕事に就かれてる方が多いかと思います。
せっかく長期で介護職をやっていくならば、ぜひ介護福祉士資格を取ることをおすすめします。
なぜなら「介護福祉士」資格を取得することで、給与が上がる可能性が高く、転職する場合にも歓迎されるからです。
ここからは「介護福祉士になればどのくらい給料が上がるのか」、具体的な金額をお伝えしていきます。
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介護福祉士の資格のメリット①給料があがる!
介護福祉士 | 実務者研修 | 初任者研修 | 資格なし | |
---|---|---|---|---|
平均給与額 | 313,920円 | 288,060円 | 285,610円 | 261,600円 |
実労働時間数 | 163時間 | 165.1時間 | 164.2時間 | 163.5時間 |
平均勤続年数 | 8.4年 | 6.5年 | 6.8年 | 5.2年 |
平均年齢 | 43.3歳 | 45.9歳 | 45.4歳 | 38.7歳 |
介護職員数 | 14,244人 | 1,515人 | 5,833人 | 1,351人 |
上記表は、常勤で働く介護職員の平均給与額を、所有資格別に見たものです。
資格の有無で給与の差は歴然です。
介護福祉士資格を持っていると、実務者研修や初任者研修資格に比べてひと月辺り約2万5,000~2万8,000円給与が高くなります。
さらに資格なしの介護職員と比べた場合には、約5万円もの給与差が出てきます。
介護福祉士として正職員・常勤で勤務した場合、年収にして約30~60万円の給与アップが見込めるでしょう。
介護福祉士の資格のメリット②転職に有利
介護業界は慢性的な人材不足で、即戦力となる人材はとても重宝されます。
介護福祉士資格を取得していれば、希望する転職先の人事には「即戦力になりそうだ」と期待してもらえるでしょう。
また、介護福祉士の資格があるということで、専門的な知識を持ち、スキルがあることを証明できます。
介護士よりもできることが増えるため、介護業界での転職も有利になります。
介護福祉士資格のメリット③スキルアップ・キャリアアップ
介護の現場では、介護福祉士の資格を取得している人を優先的に正社員として採用することが多く、雇用面で採用されやすいです。
また、認定介護福祉士、ケアマネージャー(介護支援専門員)を目指す際にも必要になってくる資格で、介護福祉士資格があれば試験の一部が免除になることもあります。
早めに介護福祉士になれば、それだけ早く次のステップにも繋げられます。
多くの事業所は、介護福祉士の資格を保持していないと役職を与えることができないので、資格を取得することで管理職に就くなど、活躍の場が広がります。
まとめ
本記事まとめ
- 介護福祉士資格は国家資格の中でも合格率が高い
- 介護福祉士の給料は、上がる傾向
- 介護福祉士は、キャリアアップに繋がる資格
これからも、少子高齢化がどんどん加速していく時代、介護関係の仕事はもっと増えてくると思います。
今、介護関係の仕事に就かれてる方はもちろんですが、近い将来就職される学生さん、今時間が確保できそうな社会人の方は、国家資格である、「介護福祉士」の資格を挑戦してみてはいかがでしょうか?
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