「php 資格の php 技術 者 認定 試験について、取得するためにはどうすればいいのか?」
そんなあなたの為に、本記事では、php 資格の php 技術 者 認定 試験について、取得した時のメリット、php 技術 者 認定 試験合格率や勉強方法、過去問について徹底解説していきます。
php 資格の php 技術 者 認定 試験とは?
php 技術 者 認定 試験とは、一般社団法人のPHP技術者認定機構が運営するPHPの技術力を証明する民間資格です。
PHPがプログラミング言語の中でも高いシェアを誇り、その習得者が増えてきました。
一方で、個々人のエンジニアリング技術の差が著しいという課題あり、その課題を解決するために立ち上げられた資格です。
PHPの技術力を定量的に測ることを目的としており、初級試験、準上級試験、上級試験、ウィザードに分かれています。
php 技術 者 認定 試験:初級試験
php 技術 者 認定 試験初級は文字通りPHP技術者認定試験の中で最も簡単なランクであり、学生や経験の浅いエンジニアの受験を想定しています。
php 技術 者 認定 試験:上級試験
php 技術 者 認定 試験上級は、PHPで実用的・応用的なスキルを身につけていることが証明できる上級資格です。
合格点は7割ですが、5割以上7割未満の点数の受験者には、「準上級」の資格が与えられます。
このため、準上級という試験は存在せず、上級試験の合格点が足りなかった場合に、「準上級」という資格が習得できます。
php 技術 者 認定 試験:ウィザード
php 技術 者 認定 試験ウィザードは、PHP技術者認定試験の中で最も難易度の高い最上位資格であり、PHP技術者認定機構が指定した資料の提出が要求されます。
まずは、何級から習得すべきなのか?
PHPの技術を身につけて市場価値を高めたいエンジニアであれば、まずは「初級」から取得するのがおすすめです。
また、「上級」に合格することができれば、市場価値の高いエンジニアになれる可能性が高いです。
「ウィザード」に関しては、実務上はあまり必要なく、受験者自体も少ないのが現状ですが、PHPのプロフェッショナルを目指したい場合には、取得を目指すのもよいかもしれません。
php 技術 者 認定 試験概要
php 技術 者 認定 試験概要は以下の通りです。
ホームページ・受験申込・問合せ
- PHP技術者認定機構
お問い合わせフォーム - 株式会社オデッセイコミュニケーションズ
03-5293-1881(平日10:00~18:00)
お問い合わせフォーム
受験資格
php 技術 者 認定 試験初級・上級
制限なし
※PHP技術者認定上級試験については以下をご覧ください。
試験サイト:PHP5技術者認定上級・準上級試験
模擬問題サイト:PHP5上級試験/準上級試験模擬問題
php 技術 者 認定 試験ウィザード
- 2015年2月1日以降に上級試験もしくは準上級試験に合格していること
- 期日までの所定の論文(4000文字以上)の提出※コードでの提出も可能
- 年間で各カテゴリにつき1本の論文のみ提出可(複数カテゴリの応募可)
- 公開審査になりますので、提出レポートに対して無料の領布権を当機構に付与することに同意すること
願書申込み受付期間
- 【PHP5技術者認定】初級・・・・随時
- 【PHP5技術者認定】上級・・・・随時
- 【PHP7技術者認定】初級・・・・随時
- 【PHP8技術者認定】上級・・・・随時
- ウィザード(論文提出期間)・・・・2月上旬~3月末頃まで
(ウィザードはPHP技術者認定機構Webサイトにて受け付け)
受験料(税込み)
- 【PHP5技術者認定】初級・・・・13,200円(学生:6,600円)
- 【PHP5技術者認定】上級・・・・16,500円(学生:8,250円)
- 【PHP7技術者認定】初級・・・・13,200円(学生:6,600円)
- 【PHP8技術者認定】上級・・・・16,500円(学生:8,250円)
- ウィザード・・・・無料
事前申請なしで、日本国内の学校法人に通う生徒、教員は50%引きで受検できます。
詳しくはPHP技術者認定試験学割プログラムについてをご覧下さい。
身体上の障害等に係る特別措置について
支援サービスのうち、申請書の提出が必要なものについては、このページに記載してあるとおりに手続きを行ってください。
なお、試験当日は以下のものを持参していください。
- 写真付の身分証明書(現住所の記載があるもの)
- 受験者ID、パスワードの控え
(試験会場へ提出するものではなく、ご本人用の控えです)
試験日程
- 【PHP5技術者認定】初級・・・・随時
- 【PHP5技術者認定】上級・・・・随時
- 【PHP7技術者認定】初級・・・・随時
- 【PHP8技術者認定】上級・・・・随時
- ウィザード(末日縦覧期間+投票期間)・・・・4月上旬~末尾まで
受験地
- 【PHP5技術者認定】初級
全国のオデッセイコミュニケーションズ試験会場
- 【PHP7技術者認定】初級
全国のオデッセイコミュニケーションズ試験会場
- 【PHP8技術者認定】初級
全国のオデッセイコミュニケーションズ試験会場
- 【PHP5技術者認定】上級
全国のオデッセイコミュニケーションズ試験会場
- ウィザード・・・・都内某所
試験内容
【PHP5技術者認定】初級
(選択式(複数または単一選択):40問/1時間)
① オリエンテーションと始めの一歩
② テキストと数の操作
③ 判定と繰り返しについて
④ 配列の操作
⑤ 関数
⑥ Webフォームの作成
⑦ データベースに情報を保存
⑧ クッキーとセッションでユーザを記憶
⑨ 日付と時刻の取り扱い
⑩ ファイルの操作
⑪ XMLのパースと生成
⑫ デバッギング
⑬ クラスとオブジェクト(クラス定数も含む)
⑭ 日本語処理
⑮ 正規表現の基本
⑯ PHP5.1とPDO
⑰ セキュリティ(各章からのポイントの集約や一般的な知識など)
⑱ 出力バッファ(エラー処理。各章からのポイントも含む)
⑲ 定数・予約語
【PHP7技術者認定】初級
(選択式(複数または単一選択):40問/1時間)
① PHPの特徴
② テキストと数の操作
③ ロジック:判定と繰り返し
④ データのグループ:配列の操作
⑤ ロジックのグループ:関数とファイル
⑥ データとロジックの結合:オブジェクトの操作
⑦ ユーザとの情報交換:Webフォームの作成
⑧ 情報の保存:データベース
⑨ ファイルの操作
⑩ ユーザの記憶:クッキーとセッション
⑪ 他のWebサイトやサービスとのやり取り
⑫ デバッグ
⑬ テスト:プログラムが正しく動作するようにする
⑭ ソフトウェア開発で心得ておきたいこと
⑮ 日付と時刻
⑯ パッケージ管理
⑰ メールの送信
⑱ フレームワーク
⑲ コマンドラインPHP
⑳ 国際化とローカライゼーション
【PHP5技術者認定】上級
(選択式(複数または単一選択):60問/2時間)
プログラミングPHP 第3版を主教材とし、一般的な知識やPHPオンラインマニュアルなどからも出題します。
出題範囲と出題比率は以下の通りです。
出題範囲
PHPについて
PHP言語の基本
関数
文字列
配列
オブジェクト
ウェブに関するテクニック
データベース
グラフィック
PDF
XML(&XML系で追加された関数)
セキュリティ
アプリケーションに関するテクニック
PHPの拡張
WindowsでのPHP
SPL(Standard PHP Library)・日付クラス・PEAR(管理系のコマンドなど)
名前空間・クロージャー・リフレクション・Late Static Binding
JSON
PDOとネイティブモジュールの違い・mysqlndドライバについて
正規表現(pcre, posix, mbstring)
APD/Xdebug・memcache
フィルター
【PHP8技術者認定】上級
(選択式(複数または単一選択):30問/2時間)
出題範囲
インストールと設定(3.3%)
言語リファレンス(49.6%)
セキュリティ(13.3%)
機能(3.3%)
基本的な関数(30.0%)
【PHP5技術者認定】ウィザード
対象カテゴリ
※受験申込時に以下のカテゴリから選択します。
- セキュリティ
- パフォーマンス
- フレームワーク
- インターナル
論文の公開審議方法
- ペーパー試験に合格した受験者の論文を匿名でWebサイトで公開する
- 「1」の縦覧期間である1か月間の間にPHP技術者認定上級試験合格者もしくは諮問委員から不承認意見を受けつける
- 「2」で提出された不承認意見が理事会で妥当性を認められ、その総数が3票以下の場合、認定とする
- 「3」で承認された論文は認定者の「ハンドル・ネーム」もしくは「氏名」(希望者は所属会社名を公開することができる)を公開され、当機構のWebサイトで論文とともに公開される
カテゴリと認定人数:
- PHP5技術者認定フレームワーク・ウィザード 2015 (1名)
- PHP5技術者認定セキュリティ・ウィザード 2015 (1名)
- PHP5技術者認定セキュリティ・ウィザード 2013 (3名:序列なし)
- PHP5技術者認定パフォーマンス・ウィザード 2013 (3名:序列なし)
- PHP5技術者認定フレームワーク・ウィザード 2013 (3名:序列なし)
- PHP5技術者認定インターナル・ウィザード 2013 (3名:序列なし)
投票資格と票数:
- 上級試験合格者 2票
- 初級試験合格者 1票
※初級・上級を持っている人は合計3票とします。 - 顧問・役員 3票
- 認定スクール 3票
※理事会、諮問委員会の両方で棄権票を除く票の過半数を超える否決の場合は非承認とします。
※棄権票、該当なし投票が可能です。
合格基準
【PHP5技術者認定】初級、【PHP7技術者認定】初級
満点中、7割以上の得点率で合格となります。
上級については、正答率が50%以上、70%未満の場合、上級試験不合格のレポートが提出されますが、追ってPHP技術者認定機構から準上級認定証と認定カードが届きます。
【PHP7技術者認定】上級、準上級
- 上級:1500点満点中、1050点以上で認定されます。
- 準上級:1500点満点中、750~1049点で認定されます。
【PHP8技術者認定】上級、準上級
- 上級:7割以上の正解で認定されます。
- 準上級:5割以上-7割未満の正解で認定されます。
ウィザード
以下の条件を満たすことで合格となります。
- 論文コードの得票数+合格時の試験の点数の合計が100を超えること
但し、
- 各カテゴリ毎で該当なしが最多得票数を上回った場合は、認定者無しとする
- 各カテゴリ毎で該当なしが2位の得票数を上回った場合は、認定ウィザード枠は1名となる
- 各カテゴリ毎で該当なしが3位の得票数を上回った場合は、認定ウィザード枠は2名となる
- 各カテゴリ内で3位の得票数が同数となったばあい、得票同数分を認定ウィザードとする
合格発表日
【PHP5技術者認定】初級
試験終了後、即時
【PHP5技術者認定】上級
試験終了後、即時
【PHP7技術者認定】初級
試験終了後、即時
【PHP8技術者認定】初級
試験終了後、即時
ウィザード
5月中旬頃
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php 技術 者 認定 試験取得するメリットとは?
php 技術 者 認定 試験取得するメリットを解説していきます。
収入アップやキャリアアップにつながる
PHPエンジニアとしての技術力が証明できれば、収入アップやキャリアップにつながる可能性があります。
社内での昇進、昇給につながるかもしれませんし、転職時の提示年収にも差が出てくるかもしれません。
企業によっては、資格取得を給料アップの指針においている場合もあります。
PHPエンジニアの技術者として評価アップの指標にできる
PHP技術者認定試験を取得することで、客観的にPHPの技術力を示すことにつながります。
特にPHP技術者認定上級試験は、合格率10%の非常に難易度の高い資格。
そのため、PHPを習得している技術者の中でも専門的な技術力を持っていることが証明できるでしょう。
もちろん、PHP技術者認定初級試験でも技術力の証明には使えます。
特に実績の少ない、または経験の浅いエンジニアであれば実績が少なく技術力を裏付ける手段がないため、資格を取得することで客観的な技術力の証明につながります。
求人の数が多い
動的にWebサイトを生成する技術は、今やどのサイトでも必須です。
HTMLやCSSのみで記述されたWebページでは表現できることが少なく、訪問者に対してシンプルで魅力のない印象を与えてしまうためです。
そのため、Webサイト作成において、動きを追加することができる言語の使用は進んでいます。
その中でもPHPはバックエンド(サーバーサイド)言語であることからデータベースとの連携も容易であり、非常に汎用的に使用される言語です。
そのため、求人の数が多く、転職の際やフリーランスとして案件を獲得する際に、大いに役立つと想定されます。
フリーランスの場合案件獲得のハードルが下がる
裏付けされた技術力があれば、フリーランスとしてPHP関連の案件を獲得することも可能です。
特に、フリーランスエンジニアの場合は、案件獲得にエージェントやクラウドソーシングを利用している場合も多いでしょう。
そのような場合は、事前に出しているスキルシートを元に面談に進むことも多く、資格を習得していることで案件獲得のチャンスが増える可能性があります。
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php 技術 者 認定 試験合格率とは?
PHP技術者認定試験の合格率はどのくらいなのでしょうか。
初級試験と上級試験では合格率に大きな差があります。
初級試験の合格率は約70%で比較的易しい試験とされており、未経験や初心者の方にとってチャレンジしやすい資格といえます。
上級試験では10%程度となっており、難易度に大きな差があるため、実務経験を積んでいてPHPの基礎がしっかり身についている方向けの資格となっています。
認定ウィザード
認定ウィザードは、PHP技術者認定試験の最上級資格です。
合格率がたった10%程度である上級試験に合格することがまず必要条件とされていますので、難易度は非常に高いとされています。
また、認定ウィザード試験に合格するためには、論文を提出する必要があります。
過去には合格者が出なかったという年もあるため、難易度がさらに高まっています。
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php 技術 者 認定 試験おすすめ勉強方法
テキストや問題集を解いてくときに重要なことは以下の3点!
- 分からない用語があれば、調べる
- 問題を解く際は、必ず各選択肢を検討する
- イメージがつかないコードは、実際に書いて確認する
1つずつ解説していきます。
問題を解く際は、必ず各選択肢を検討する
あなたが問題を解いていくときはどういった解き方をしていますか?
例えば、以下のような問題があったとします。
ファイルの内容すべてを読み込む関数として正しいものを選択してください(1つ選択)
- A:fgets()
- B:file_get_all()
- C:file_get_contents()
- D:is_readable()
答えはCですね。
ファイルシステム関数を使ったことあれば解けると思います。
しかし、こういった問題演習を解く上でよくないのは、瞬時に解答を選んでしまうことです。
なぜなら、本番でA,B,Cすべての関数の知識がないと解けないような問題が出題されたときに解けなくなるからです。
なので、問題を解く際は必ず各選択肢を1つ1つ検討しましょう。
例えば、先程の問題ではこのように1つ1つ検討します。
- Aはデータを一行ずつ取得する関数だから違う
- Dはファイルが読み込み可能か調べる関数だから違う
- Bの関数、みたことない
分からない用語があれば、調べる
本試験では、ある程度php内で使われる用語の意味を理解していないと解けないような問題が出題されます。
なので、本を読んでいてよくわからない専門用語が出たら調べましょう。
なんとなくの理解ではダメです。
腑に落ちるまで調べて理解しましょう。
PHPSESSIDを例に挙げると、PHPSESSIDにはセッションIDが含まれているんだ、でもセッションIDって何かよくわからないな、程度の理解ではだめです。
セッションIDはクライアントとサーバ、どちらが発行するのか、またどのようにやり取りされるのか、ぐらいまで調べておきましょう。
挙動のイメージがつかないコードは、実際に書いて確認する
本を読むだけだと、挙動のイメージがつかないコードは多いと思います。
その場合は、実際にphpのコードを書いて挙動を確認しましょう。
本番では実際にコードを書いてないと解けないような問題が出てくる場合もあるので、あいまいな理解のまま受験すると危険です。
関連記事:アガルート「悪い評判やひどい」を信じる前に知っておきたい事とは?元受講生の口コミなど検証し徹底解説
php 技術 者 認定 試験おすすめテキスト・過去問【PR】
この試験の対策に向いている本として、PHP7に対応した参考書・問題集をご紹介します。
なお現在のPHPの最新バージョンはPHP8となっていますが、PHP技術者認定試験の試験範囲はPHP7までの対応となっています。
詳細!PHP 7+MySQL 入門ノート
2015年からPHP7に移行した最新バージョンのPHPに対応した参考書です。
プログラマとしての道をスタートしようという人。
他のプログラミング言語の経験はあるがPHPはきちんと学んだことがないという人を対象にしており、図解を使い分かりやすく解説しています。
気づけばプロ並みPHP 改訂版-ゼロから作れる人になる!
PHPの入門書を卒業した方や、多少プログラミング経験のある方向けの参考書です。
ECサイトを制作しながら、PHPを用いてシステム開発の基本を学んでいきます。
よくわかるPHPの教科書 【PHP7対応版】
PHPを初めて学ぶ人でも読みやすい入門書であると同時に、仕事で使うような実用に近いプログラムまで学習することができます。
PHPの基礎から、メモの管理ができるWebアプリ、最終的にはTwitterのようなひとこと掲示板などのサービスを、この参考書の学習を通して作成していくという流れになっています。
PHP7+MariaDB/MySQLマスターブック
PHPとMariaDB/MySQLの基本とWebアプリケーションの構築法について実践的に学習できます。
さらに学習環境としても、Windows、macOS、Linuxによる操作を解説しているのでOS環境を気にせず学ぶことができます。
PHP公式問題集【初級】
この公式問題集は、最新バージョンのPHP7に対応しており、経験豊富な講師陣による選定された173の問題を収録しています。
巻末には模擬試験1回分を収録しているので、試験直前の腕試し・仕上げもサポートしています。
php 資格の php 技術 者 認定 試験とは?合格率や勉強法、過去問 取得のメリットまとめ
PHP技術者認定試験の種類・難易度・勉強方法などを解説しましたがいかがだったでしょうか。
実務にもとづいた内容で作られているPHP技術者認定試験を受験することで、就職や転職に有利になるだけでなく、これまで培ってきた自分の知識の確認や整理にもつながります。
初心者の方も経験者の方も、民間資格ですがphp 技術 者 認定 試験をチェックしてみてはいかがでしょうか。